数学カフェ

数学カフェの活動内容をまとめます。

マスパーティで数学の楽しみ方を再発見。


マスパーティとは


2019年10月19日20日に、数学の楽しみ方の見本市「マスパーティ」に数学カフェも協力・参加させて頂きました!
mathparty.localinfo.jp

 

日頃数学のイベントを主催されている方々が一堂に会する機会でして、2日間に渡って生放送もされる大掛かりな企画でした!このような機会に参加させて頂き、尋常ならざる丁寧なご準備とゲストのことを考え抜き、徹夜で明るく乗り切った運営の皆様に心より感謝致します。

企画はYoutubeでご覧になれますのでぜひこちらをチェックしてみてください。


数学カフェのパートについて

数学カフェは千葉逸人教授をお招きしてご講演をして頂きました。数学の楽しみ方を伝えるのが目標だったので、幅広い方に楽しんで頂けるように微分方程式に関する研究がどのように進んできたのかを示しつつ先生のご研究されるPanlevé方程式についてお話して頂きました。しかし…途中の質疑で盛り上がりすぎてしまって肝心の先生のご研究に踏み込めず…。あとで伺ったところとても面白そうな内容だったので、タイムキープに失敗してしまって反省しきりでした。良かったところを挙げると、研究者として第一線で活躍する方のお話だったので、未解決の問題(つまり研究の最前線!)がどこにあるのか(異分野の人からの質疑も含めて)知れたかなと思います。

他の企画について

自分が参加できたのは一部なのですべての企画についてコメントは出来ないのですが、同じ数学の発表でも人によって魅せ方が違うし、色々な楽しみ方があることは皆さんも感じて頂けたかなと思います。

日曜数学会

(5分発表+2分で質疑)×(酒+お茶+菓子)で楽しむ日曜数学会では5分という短い時間の中でも皆さんが「それぞれに考えてきた」内容が濃く詰め込まれていて楽しかったですね。(自分が理解したことをお話された方も居ますが。)発表の5分はあくまでお披露目の場で、そこに至るまでに皆それぞれ楽しんで考え抜いていることに刺激を受けました。会場からの質問も2分という制約があるからか、いつも鋭い質問が多くて楽しみです。

ラジオ企画

ラジオ企画(残念ながら全部は聞けず…)では、今数学カフェの活動を全国で開催できるようご支援してくださっているすうがくぶんか社様から数学カフェについても言及して頂き嬉しかったです。「もっと社会に数学を」というすうがくぶんか社様の理念がとても好きで、この実現のためになにか出来ることがあればとても嬉しいです。頑張ります!!

ロマンティック数学ナイトプライムζ

ロマンティック数学ナイトプライムζはひとつのテーマに絞って皆次々短い時間でプレゼンするのですが、テーマを絞ってレベル感を少しずつあげていったためにストーリーが出来ていて面白かったです。あと、短時間で魅力を伝えることが徹底的に考え抜かれていて本当にレベルが高かったです…。時間があっという間でした。

DJタカタの ζ レディオ

DJタカタによる ζ レディオもめちゃくちゃ面白かったです!数学のあるあるネタで大爆笑できるってこんなに幸せなのか…!と思いましたね。面白いんだけど、幸せ感もすごい。自分が考えたネタも読み上げてもらえて嬉しかったです。また大喜利やりたい…!タカタ先生は深夜眠気がマックスのときも明るく明るく皆を盛り上げてくれて、
本当に楽しかったです…!(ちなみにはてなブログの ζ のフォントも改善の余地ありですな。)


総括

今回企画に関わる側としてマスパーティに参加させていただきましたが、私自身が数学の楽しみ方を再考させて頂くとても良い機会になりました。自分自身は筋トレをしているような気持ちで続けていたのですが、ふと周りを見渡してみたらとても素敵な景色が広がっていたことに気づきました。

 

数学カフェの紹介では、目標を見つける場になれば嬉しいと話しましたが、その目標とは、どの分野を勉強するかということに限っていたと思います。だけど、自分の目標とする数学との関わり方もありますね。数学カフェに参加される方は、ご専門の方でアウトリーチの方法を参考にしたいという方も居ますし、初学者も居たりします。鋭い質問が飛び交う中で、自分にはなかなか思いつかないなぁと思っていましたが、少しずつ自分が目指す理解の段階に近づきつつあることも実感しましたし、参加し続けることで目標を持ち続け、やるべきことに集中できているのではないかと思っています。

同時に、自分の日曜数学研究はどこまで出来ているかな〜と振り返ってみると、まだ自分独自に取り組むテーマは見つかっていません。(フカホリしたい分野はあるのですが。)日曜数学会で発表するのも目標にしたいなぁ〜と思います。


また、このような多様な楽しみ方を示すことの意義を改めて実感しました。近年様々な分野で多様性が重要であることが提唱され支持を得ています。それと全く同様に、数学、もっと広く科学と社会の関わり方もより多様になってきていますね。「今の」数学カフェの在り方は、親しみやすくしつつも大学における数学の集中講義に近いものを一般の人も誰でも聞けるようにするということを(実質)目指していますが、これは楽しみ方の多様性という意味では既存の在り方から広がっていないようにも思います(アクセスしやすくなったとは思いますが)。関わり方がある決まった方法しかない(数学科で学ぶような方法)と思ってしまうと、若い段階で数学に触れる機会がなかったために数学科に行けなかった人にとっては高い障壁を感じてしまいますから、色々な在り方があっていいよと示されることで、様々な人が自信を持って取り組めるようになったのではないかと思いますし、このことが色んな人の幸福につながっていますよね。

改めまして、準備などに関わってくれた皆様、参加してくださった皆様ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

量子力学のおすすめ書籍

こんにちは。数学カフェの中の人の根上です。
更新をずっとサボってしまい本当にすみません…。

さて、いい本で勉強するのって大事ですよね。

いつも参考文献は以下の講演申し込みサイトの各講演ごとの概要に掲載していますが

mathcafe-japan.connpass.com

個人的に量子力学の本おすすめを聞きましたのでまとめます。
現象を理解する手法として勉強することを念頭に置いていますのでその点ご承知おきください。また、掲載の順番は優先順位や学ぶ順を示唆するものではありません。

書評については以下のツイートにぶら下がっているリプライから引用しました。

 

 


現象よりの選書

1. J. J. サクライ, J. ナポリターノ著, 桜井明夫訳 『現代の量子力学

 

現代の量子力学〈上〉 (物理学叢書)

現代の量子力学〈上〉 (物理学叢書)

 

 

現代の量子力学〈下〉 (物理学叢書)

現代の量子力学〈下〉 (物理学叢書)

 

 何名かの方がまっさきに挙げてくださいました。よく知られている名著のようです。ブラケットを使った計算含めて体系的にまとまっているとのことでした。

 

2. 猪木慶治、川合光著 『量子力学1(KS物理専門書)』

物理学専攻の方から以前おすすめされた本とのことでした。 

量子力学1 (KS物理専門書)

量子力学1 (KS物理専門書)

 

 

3. ファインマン著、砂川重信訳 『ファインマン物理学5(量子力学)』

これを読んでから他の本を読むと概念の理解が速い、現象と理論の関係が丁寧に説明されている、とのことでした。 

ファインマン物理学〈5〉量子力学

ファインマン物理学〈5〉量子力学

 

 

4. L. I. Shiff, "Quantum Mechanics"

昔からの定番らしい。
Pdf is available for freeeeeeeee!!!!神か。
https://archive.org/details/QuantumMechanics_500

こちらのブログに無料公開されている本のリンクが紹介されていました。

blog.livedoor.jp

 

5. A. Messiah, "Quantum Mechanics"


こちらも定番&フリーで公開されています。メシア…!


https://archive.org/details/QuantumMechanicsVolumeI

https://archive.org/details/QuantumMechanicsVolumeIi

 

6. D. A. マッカリー, J. D. サイモン著、千原秀昭、江口太郎、齋藤一弥訳 『物理化学』

化学向けで分子軌道法等の解説に詳しい。

物理化学―分子論的アプローチ〈上〉

物理化学―分子論的アプローチ〈上〉

 
物理化学―分子論的アプローチ〈下〉

物理化学―分子論的アプローチ〈下〉

 

  

 

7. 原田義也著 『量子化学

原子・分子のことは量子力学の本よりも詳しいとのこと。

 

www.shokabo.co.jp

上には正誤表もついています。

 

 

量子化学 上巻

量子化学 上巻

 
量子化学 下巻

量子化学 下巻

 

 

 

 

数学よりの選書

8. 林正人著 『量子論のための表現論』

こちらは数学の人向き。標準的な構成ではないが現代的な内容を含んでいる。

 

量子論のための表現論

量子論のための表現論

 

 

9. 新井朝雄、江沢洋著 『量子力学の数学的構造』 

これは数学詳しい人向けとのこと。

量子力学の数学的構造〈1〉 (朝倉物理学大系)

量子力学の数学的構造〈1〉 (朝倉物理学大系)

 
量子力学の数学的構造〈2〉 (朝倉物理学大系)

量子力学の数学的構造〈2〉 (朝倉物理学大系)

 

 

10. 清水明著 『新版 量子論の基礎』

圧倒的数理物理本業の方からおすすめしていただきました。

 他の方も、有名どころ以外のおすすめとして挙げていただきました。

 

量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ)

量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ)

 

 

ご参考になりましたら幸いです。またその他これまでに聞いたおすすめもまとめていきますね!よろしくおねがいします。

数学カフェ圏論回参加記 松森至宏

数学カフェ圏論回参加記 松森至宏

 

縁あって、数学カフェの圏論回で講師を務めさせていただきました。大学の同期の杵渕くんと協力しての講演で、前半は私が圏論の基本的な事項を説明し、後半は彼がプログラミングへの応用を話すという役割分担でした。

 

圏論の種々の概念を受け入れるのはなかなか大変なので、聞いている人の理解が追い付かず私が一方的に話し続けるという展開になったらどうしようかと思っていたのですが、みなさん興味を持って聞いてくださって質問が続出し、当初1時間半の予定だったところを結局3時間くらいお話しすることになりました(それでも後半はかなり駆け足でした。)基礎がわかっていないとその後の講演も理解が不十分になるだろうということで、運営の方がその後予定されていた講演の時間を短縮して調整してくれました。柔軟な対応に感謝です。

 

この回の参加者はITエンジニアの方が多かったようです。私の話す内容は純粋に数学的なことだったので興味を持ってもらえるか不安でしたが、熱心に聞いていただけて嬉しかったです。懇親会では多くの参加者の方に話しかけていただき、自分が馴染みのない分野のお話を聞くことができて面白かったです。

 

講演の準備をすることで勉強になりましたし、友人達と打ち合わせをしながら講演内容を組み立てていくのは純粋に楽しかったです。講演の機会をいただけてとても有益だったと思います。機会があれば、是非また講演させていただきたいです。

2017数学カフェ合宿参加記

2017数学カフェ合宿参加記 by匿名希望

 

2017.11.3~5にかけて行われた数学カフェの合宿に参加してきました。とは言え、私が参加できたのは11.4の夕方以降。半分くらいしか参加できていませんが、感想を書いてみたいと思います。

 

私が宿に到着してから自己紹介が始まりました(全員そろってから自己紹介にしてくださったようです)。すでにセミナーが行われていたようで、反復積分と多重ゼータ値について熱く語っている人がいました。自己紹介は一人当たりにしっかり時間をとって、まるでセミナーのように聴衆からの質問が相次ぎ、みんなのバックグラウンドについてとてもよくわかりました。お風呂と食事を挟んでなお続く自己紹介(長い)。

 

その後は関数解析のセミナー。線形作用素の基礎から始まってリース=シャウダーの択一定理の概要についてコンパクト(数学用語ではない)にまとまったお話が聞けました。何をやるにしてもすぐ L^2 空間とか出てくるので関数解析を勉強しないとなぁと兼ねてから思っていて、勉強を始めるよいきっかけになりました。このとき教えていただいたコンパクト作用素はその後セルバーグ跡公式を勉強しているときに出てきました。

 

その日は深夜まで数学カフェの今後の運営方針等についてみなで議論。少人数でしっかり時間をとって、濃い議論ができたのではないかと思います。

 

最終日は起きて朝ご飯を食べたら宿の掃除をして撤収です。あっという間でした。初日から参加すればよかった。ここに書いている以外にも食事の準備や掃除などのこまごました作業を一緒に行うことで、普段セミナーや打ち上げに参加しているだけでは得られない連帯感を、参加者の間に醸成できたのではないかと思います。次回数学カフェでみなと顔を合わせるのが楽しみです。

2017年の活動まとめ

これは数学カフェアドベントカレンダーの25日目(最終日!)の記事です。

adventar.org

 


昨日はnkjmyさんが生物の多様性について記事を書いてくださいました。


frasco-shaking-ny.hatenablog.com


 

nkjmyさんは数理生物回を実施するに際して微生物学の観点でアドバイザー的な存在です。数学カフェも多様性を増やしたいなぁと思っているのですが、先陣きって来てくださって本当に嬉しいです。そしてお忙しい時期に記事も書いてくださってありがとうございます。環境学などでは多様性が重要とよく言われますが、定量的にその重要性が評価される議論を私は良く知りません。。。この機会に勉強できてとても良かったです。生物を数学を使って理解するということがまだまだこれから発展していくと思いますので、こういう機会を増やしていきたいと思います!記事書いてくださりありがとうございます!!

 

さて、アドベントカレンダーの最後の記事で、今年の振り返りをさせて頂きます。
2016年は結構力を入れて下記の記事を書きましたので、今年もなんとか頑張ります。。

 


mathcafe-japan.hatenadiary.com


 

 

今年扱ったテーマ

 

まずは今年扱ったテーマを挙げます。
大人の事情で本名非公開で講演していただいた方もいらっしゃいます。その方はtwitterIDを掲載します。その点ご了承くださいませ。
(本名非公開であるのは、所属機関に許可を取るなどの手続きが必要になる等の理由に依りますが、基本的には該当する分野(周辺)のご専門の方をお呼びしています。) 

 

回数 テーマ ご講演者
第18回 確率・統計・機械学習入門 Preferred networks 大野健太さん@Kenmatsu4 さん
第19回 超越数 @nareO7さん、@integers_blogさん
第20回 トロピカル幾何学入門 東京大学大学院数理科学研究科准教授
植田一石先生
第21回 蔵本モデルと
一般化スペクトル理論
九州大学マス・フォア・インダストリー
准教授 千葉逸人先生
数理生物回
第2回
数理生物の諸々の話題 @nkjmuさん、@ta_to_coさん、
数学カフェの中の人
女性対象の数学講座 ガロア理論 数学カフェの中の人

 

今年もとても興味深いテーマの数々でした。ご講演してくださった皆様、本当に有難うございました。(内容についての振り返りは本ブログを御覧くださいませ。)どの話題も数学(周辺)の最新の動向を踏まえながらお話していただきましたので、やはりとても意義深い会であったと実感しています。

しかし。。思ったより回数が少ないですね。。
数学カフェのtwitterのbioにも、月1でアットホームな勉強会を開催しますと書いてあるのに、実際は2ヶ月に1回以下となっています。これは経歴詐称*1だ。けしからん。

参考:

f:id:mathcafe_japan:20171225130030p:plain



 

実は今年は、毎回の講座のための予習セミナーに力を入れることとなりました。
昨年の圏論回から1日かけての予習会は実施されていましたが、今年からはむしろ予習セミナーがメインというくらい重点的に行なっています。

 

実施した予習(復習)会はこちら。計14回(トロピカル幾何の予習回は掲載されていないので、1回分追加しました)。
1回7時間(休憩含む)なので、98時間セミナーしたということになります。力学系の基礎は20時半まで、関数解析11章は19時まで実施したので、100時間を超えますね。残業時間に換算すると、もう立派なブラック企業の仲間入りを果たしたと言っても良いでしょう。


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予習回の会場を押さえてくださった @simizut22 さん、講演を担当してくださった @anry_1225さん、@delta2323_さん、@simizut22 さん、@ta_to_co さん、@unaoya さん、@yamyam_topo さん、来年担当して下さる @tanimocchiさん、かなりお忙しい中本当に本当にありがとうございました。また、参加者の皆様も本当にどうもありがとうございました。皆様の熱意に触れて、講演して下さる先生も本当に喜んでくださり、力を入れてご準備してくださっています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年は特に運営のお手伝いをしてくださった方が増えて、私自身集中して講義を聞くことが出来るようになりました。いつも円滑な運営をお手伝いをしてくださっている@anry_1225 さん、@boku_kenkun さん、@sakapi1119 さん、@simizut22 さん、その他運営をお手伝いしてくださった皆様、日本オラクルの人見さんはじめ、会場をご提供してくださった皆様、本当に有難うございます。


今年の個人的な目標が「発表の機会を増やすことで数学の正確な議論が出来るようにする」でしたので、女性対象の数学講座などで積極的に発表させて頂き、弁慶も真っ青になるくらい正面からツッコミの矢の嵐を浴びさせていただきました。数学は独学で、わからないことも多いながら @yamyam_topo さんはじめプロの方や数理OBの皆様に沢山のコメントを頂くことが出来、私個人としましても飛躍の機会を頂けましたこと、こころより御礼申し上げます。



ブログのご紹介

また、いくつか感想のブログ記事を書いていただきましたので、こちらでご紹介させて頂きます。

まずはまえすとろさんのブログ。

 

lyricalmaestrojp.hatenablog.com

 

lyricalmaestrojp.hatenablog.com

 

lyricalmaestrojp.hatenablog.com

 

 

ナカナカピエロさんのブログ

 

blog.goo.ne.jp


 

ご丁寧な感想をどうもありがとうございます。とても嬉しかったです!!!!

 

来年の抱負

今年もかなり沢山の方に来て頂き、内容も充実してきました。その中で、本会の形をどうしたらよいか(組織化すべきでは?)といったことも度々議論してまいりました。まだ結論は出ないので、もう少し考えて冬休みの宿題とさせて頂き、追記したいと思います。 (今日はもう投稿してしまおう。)

 

 

さて、25日間の数学カフェアドベントカレンダーも最終日となりました。

ところで、このアドベントカレンダーを始めるにあたって、皆がアドベントカレンダーの枠を埋めていき、一列ビンゴを目指して頑張っていました。


参考)

 

7×3+少々ビンゴの結果はどうだったでしょうか。

f:id:mathcafe_japan:20171225134442p:plain

 

あれっ。。。ビンゴチャレンジならず。。。
なぜか2, 9, 16, 23だけ登場しませんでしたね。。。リーチは沢山あるんだけどなぁ。。
2017年はまだあと1週間近くありますから、ビンゴ目指して頑張って欲しいところですね!^^*2

 

 

2018年もどうぞよろしくお願いいたします!!!!

 


 

 

*1:経歴詐称疑惑はこちらのスライドで提唱されています。

slides.com

 

*2:ネタで書いていますがsimizuさんには色々な面でお世話になりましたので、お話聞けないのは残念ですが特に気にしてはいないです。ボランティアである程度のゆるさがあるからこそ継続できている会だと思っています。

会場のご提供について

この記事は数学カフェアドベントカレンダー22日目の記事です。

 

adventar.org

 

昨日は、@sierrarriesさんが、

超実数の構成や体の可算直積について

記事を書いてくださいました。

github.com

 

参加していただくと、必ずとても深い質問やコメントをしてくださり勉強になっています。今回の記事も2つの分野がつながる感動が伝わる面白い記事を書いてくださいました。ありがとうございます!!来年もよろしくお願いいたします。

 


さて、今日は、これまでに数学カフェに会場ご提供をしてくださった方へのお礼の気持ちを込めて書かせて頂きます。

数学カフェは初め4名からスタートしましたが、徐々に人数も増えていき、会の運営で一番大変なのが会場の確保となりました。

2015年3月から約3年。現在では1回あたり80名近いご参加を頂くこともよくあります。また、参加者の大半はご多忙な社会人です。そんな中、会を継続できているのは、会場をご提供して下さる皆様のおかげです。初期の頃から今まで、会場をご提供してくださった皆さまをご紹介いたします*1

 

 

 

株式会社ビービット様

www.bebit.co.jp

 

社員の方が数学カフェを楽しんでくださって、とても広くてきれいな会場を提供してくださいました!(Weil予想物語のときも使わせていただきましたね。)土日も出勤で大変な中、本当にありがたかったです。この時期はみんなでワークショップしてみたりして、10人くらいで和気あいあいと楽しめました!!!スライド発表ができるようになり、発表の内容が少しずつ高くなっていきました!

 

 

東京大学数理科学研究科


内部の学生が多かったため、一井信吾先生にご協力して頂き、数理の教室をお借りしました。何より黒板が使えて、思う存分数学できて本当によい環境でした。。。休日にも関わらず部屋を開けてくださり、一井先生には本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。残念ながら外部の方が多くなりすぎてしまったために、さすがに教室は使えないだろうということになり卒業に。。。でも黒板が使える環境は最高です。。。今後どこかの大学などにご協力頂き、黒板使えるようにできないかしらと思案中です。。。

 

サイボウズ株式会社様

 

cybozu.co.jp

 

中の方、光成滋生さんにご協力を頂き、会議室をお借りしました!収容人数も多く、沢山の方に来ていただくことができてとても助かりました。ある時、高熱が出ていらっしゃるのに会場を開けてくださり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。。本当にありがとうございます。また、日本橋のとてもオシャレなビルで実施させて頂き、なんだか会としての格が上がったような気がしました。。。サイボウズのオフィスは遊び心に溢れていて、光成さんの柔軟な働き方と合わせて、楽しく働く環境を選ぶことが出来るのだなぁと感じました!その日は赤ちゃん連れで来てくださった方もいて、楽しく過ごせてもらえたみたいで本当に良かったです!

 

神保町みらいけん様

mirai-lab.org


女性を対象とした数学講座と、2016年のサイエンスアゴラの企画開発で利用させていただきました。とても落ち着くセンスのいい机などに囲まれ、リラックスした雰囲気で交流が進みました。後に書かせて頂く、日本オラクル株式会社の人見さんをご紹介してくださったKEKの中山さんとはこちらで開催された数学デーにてお会いしました。様々な出会いと学びが得られる場所だと思います。オーナーの後藤さん、数学デー主催のキグロさん、会場のご提供ありがとうございました。

みらいけん数学デーについてはこちら:
数学好きのみなさんが毎週火曜日にこちらに集っています。

キグロ on Twitter: "宣伝を兼ねて再ツイート。今年1年間、数学好きが集まってわいわい騒ぐスペースを運営していました。年末までやりますし、年始も1月9日から再開します。ご興味のある方は遊びに来てください。 #みらいけん数学デー
>みらいけん数学デーまとめ https://t.co/KakiGRfKRa… https://t.co/AC1LmaT4Ki"

 

 

ヤフー株式会社様(LODGE)

lodge.yahoo.co.jp

 

こちらは、鎌田さん、ご紹介者の佐野さんのご協力を頂き借りることができました。確率・統計・機械学習の回で利用させていただきました。過去最多の120名のご参加があり、多くの方に参加していただくことが出来て本当に助かりました。荷物の搬入など様々な面で細やかに気配りして頂き、大人数にも関わらず円滑に会を進めることが出来ました。心より御礼申し上げます。

 

日本オラクル株式会社様

日本オラクル | Integrated Cloud Applications and Platform Services

 

f:id:mathcafe_japan:20171222120551j:plain


こちらは、日本オラクル株式会社 クラウドプラットフォームソリューション統括 Cloud Platformソリューション本部 公共ソリューション部 部長 人見 尊志様、日本オラクル株式会社 クラウドソリューション営業統括 - IaaS第一営業部 横山 慎一郎さまのお力をお借りして借りることができました。ご多忙の中快く素晴らしい会場をご提供くださり、会の運営にもご協力くださり、心より御礼申し上げます。また、ご紹介者のKEK助教の中山さんにも心より御礼申し上げます。人見様はこうした科学に関するCSR活動に力を入れてらっしゃって、長時間の講座も聞いてくださり、感激です。また、180名ほど入るような素晴らしい環境をご提供くださいました。さらに、入場時の案内など細かな手配まできっちりとしてくださいました。個人がボランティアでやっている手作り感ある勉強会でしたが、社会貢献も見据えた活動として自信を持って皆さんにお届けできるようになりました。

日本オラクルでは、その他様々なサイエンス関連のイベントをされているようです。ぜひチェックしてみてくださいね。たとえば1月31日には次のようなグラフ分析ツールに関するイベントがあります。

pgx.connpass.com

 

 

 

株式会社NTTデータ数理システム様

 

株式会社NTTデータ数理システム

 

最後のご紹介となりましたが、ここ数ヶ月、毎週のように長時間のセミナーを開催させていただいているNTTデータ数理システム様に深く、心より御礼申し上げます。特に、すべてのご手配と当日の会場の開閉を担当してくださっている @simizut22 さんには感謝してもしきれません。。。総務部、営業部、数理計画部と3つの部署に申請を出し、各所調整してくださっているそうで、勉強会参加や発表準備など、お仕事に加えて様々な勉強をされているにも関わらず、さらに事務手続き等もご担当してくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。。(その他区民センターの予約もしてくださっています。。。)

参加者の皆様の意欲の高さに触発され、最近では10時-17時でセミナー/講義をするのがスタンダードになりましたが、こうした意義深い勉強会が出来るのもすべて会場を押さえてくださっているsimizut22さんのおかげです。ありがとうございます。。。ご参加者の皆様も、もしsimizut22さんを目にする機会がありましたら労いのお声を掛けてくださいますと幸いです。

 

番外編

たまり小屋

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こちらは、長野県白馬村の隣の小谷村にある、共同所有の別荘です。植田さんのご協力を頂き、合宿をさせていただきました。(載せられる写真がなく、親子丼を作る途中のところを載せます。)たまり小屋はとっても居心地が良く、勉強に集中もできるとても良い場所でした!!初の合宿でしたが、夜に皆で運営の相談が出来たり、集中的に数学のセミナーが出来たりととても楽しい合宿でした!大学のサークルでは、長年の慣習として合宿は当たり前のようにやるものとして企画されていましたが、今回新しく企画し会を作っていくことを経験し、とても良い学びがありました。植田さん、参加者の皆様、ありがとうございました。楽しかったですね!!

 

ハッカーズバー

hackers.bar

 

説明文に書いてある、六本木のハッカーがおもてなしするバー、というパワーワード
六本木とハッカーの異色のコラボ…。普段は凄腕のエンジニアの方々が毎日いらっしゃって、即興で色々なものを作ってくれる様子が見れる、ライブコーディングが実施されています。ここで様々なエンジニア同士の交流が起こり、技術も磨けて、とても楽しい場所です!今回は忘年会で貸し切りで利用させていただきました!夜のハッカー、近藤祥子さん、緒方さん、ありがとうございます!LT大会をしたり、即席でケーキを作ったりと自由に使わせて頂き、みんなで1年がんばったね!と労を労いました。(オリジナルのカクテルも、エンジニアなら分かる様々なものが用意されていて楽しいですよ!)

 

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ハッカー shoko kondo さんが、皆でその場でスマホから投票できるツール?を作ってLTをしてくれたり

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食べられるトロピカル幾何学ケーキを作ったりしました。
クックパッドにレシピ上げました。

cookpad.com

 

 

 

おわりに


これまでに、恐らくのべ1000人を越える方に来ていただいていると思う*2数学カフェですが、様々な方のお力を借り、2017年は大いなる飛躍の年となりました。趣味を超え、お仕事に活かそうと参加される方も増えてきました。もちろん、趣味として生涯学習をスタートされた方も多くいらっしゃいます。これからは、社会に対しどういった貢献をすべきかをよく考え、運営を進めていきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。また、他に会場をご提供して下さる企業さまがいらっしゃいましたら、何卒よろしくお願いいたします。

明日は@simizut22 さんがtropical curve の moduli の homotopy type の話(後編)について書いてくださるそうです。楽しみですね!^^

 

 

*1:法人に様を付けるのはマナー的にOKなのか分かりませんが、つけたい気持ちなのでつけます。

*2:カウントはしていないけど絶対超えている

松本佳彦先生による微分幾何のご講演の概要


2月25日に実施予定の講演内容予告を致します!

今回は、大阪大学助教Stanford大学 visiting assistant professorの松本佳彦先生に、ご講演していただきます。皆様ふるってご参加くださいませ。


ご講演タイトル:曲率とは何か——比較定理の観点から


微分幾何学では“曲がった空間”を扱います。その“曲がり具合”を表すのが「曲率」という量です。何をもって“曲がっている”と考えるかは立場によってさまざまで、その立場に応じて多様な「曲率」がありますが、今回は、微分幾何学を代表する分野であるリーマン幾何学における「曲率」についてお話しします。

リーマン幾何学における「曲率」の定義は、ほとんどのテキストで、「レヴィ=チヴィタ接続」(「リーマン接続」とも呼ばれる)による共変微分の非可換性を表す量として与えられます。定義としてはそれが手っ取り早い。ですが、数学を味わう上では、その幾何学的な自然さを多面的に理解する必要があります。「曲率」のそういった理解に向けて、今回は「比較定理」を取り上げたいと考えました。これはリーマン幾何学特有のもので、私には、これこそがリーマン幾何学の華やかな発展を支えている存在であるように思われます。

「比較定理」の「比較」とは、異なる曲がり具合を持つ空間との「比較」です。「比較定理」によって、球面、ユークリッド空間、双曲空間という3つの空間について詳しく知っていれば、それだけで他の多様な空間についてなにがしかのことが結論できる仕組みになっています。基本的なスローガンは「曲率が大きいほど空間は(局所的には)小さくなる」です。

一口に比較定理と言ってもいろいろあるのですが、私たちが扱うのは最も基本的な「ラウチ(Rauch)の比較定理」です。そしてそれに基づき、「ボンネ(Bonnet)の定理」と「カルタン(Cartan)・アダマール(Hadamard)の定理」がいかに自然なものであるかを見たいと思います(前者は普通「ボンネ・マイヤース(Myers)の定理」と呼ばれる定理の一部)。さらに、カルタンアダマール多様体無限遠境界とその幾何について、少しだけ議論するつもりです。

ご講演者:松本佳彦先生

大阪大学助教/ Stanford大学 Visiting assistant professor
ご専門は微分幾何学・多変数複素関数論。

Yoshihiko Matsumoto

ハーディ著『ある数学者の弁明』 松本さんによる私家版翻訳です。

ハーディ『ある数学者の弁明』私家版翻訳

予習について

本題に入るための前提として、リーマン幾何学の基礎的概念(多様体、接ベクトル空間、リーマン計量、測地線)が必要になります。初めの1時間ほどをそういったことの説明に充ててくださる予定ですが、いくらか予習してきてくださると、より楽しめると思います。

数学カフェでは松本先生のご講演に際し、上記の項目について12月から予習会を実施します。

12月中は多様体の基礎、1月以降は幾何学的変分問題をテキストにします。

こちらもぜひふるってご参加くださいませ。

第一回12月3日:

connpass.com

第二回12月9日:

connpass.com

第三回12月16日:

connpass.com

1月以降の予定はまた追って御連絡いたします。

 

お申込みについて

申込みは一ヶ月前を目処に開始致します。
twitter: 数学カフェ (@mathcafe_japan) | Twitter
facebook https://www.facebook.com/mathcafejapan/
にて告知いたしますのでご覧くださいませ。